HOME > IR情報 > 株主・投資家の皆様へ
株主・投資家の皆様へ
代表取締役社長 社長執行役員 日光 信二 株主の皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
ここに当企業集団第98期(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の営業の概況をご報告申しあげます。
これもひとえに皆様方のご支援の賜物と厚く感謝申し上げます。

2024年6月
代表取締役社長 社長執行役員 日光 信二
営業の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行に伴う行動制限の解除により社会・経済活動の正常化が進み、緩やかな回復傾向が見られました。その一方で、不安定な国際情勢や、外国為替相場の円安基調等による資源・エネルギー価格の高騰、これらを背景とした物価上昇等、依然として先行きが不透明な状況で推移しました。
繊維業界においては、社会・経済活動の正常化に伴い外出機会が増加したことや、入国制限緩和によりインバウンド需要が回復基調で推移したこと等により、市況の好転が見られるものの、物価上昇の長期化による消費者の生活防衛意識や節約志向は根強く、予断を許さない状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは、2023年3月期から2025年3月期までを実行期間とする中期経営計画『ATSUGI VISION 2024』を改訂いたしました。改訂後の計画では、「顧客視点に立脚した価値創りへのシフト」、「ブランド力強化による市場ポジションの明確化」、「企業風土改革による強い組織力の実現」、「従前発想から脱却したビジネスモデルの実現」の4つの新たな課題を掲げて、それぞれの課題に対する戦略を推進しております。あわせて、企業ブランド強化策の一環として、「肌と心がよろこぶ、今と未来へ。」をパーパスに、「肌心地から、感動を生み出すフィールウェアのアツギへ。」をビジョンに制定し、グループ一丸となってこれらを実現するための取り組みを進めております。
当連結会計年度は、人流の回復による経済活動の正常化が進んだことにより、売上高は前連結会計年度を上回る水準で推移いたしました。利益面においては、商品価格の一部見直しを実施したことや、生産機能を中国工場へ集約し生産体制の最適化を図ったことによる製造原価の低減効果により改善傾向にありますが、円安の進行、原燃料価格や物流費の高止まりなどの要因により、営業利益の黒字回復には至りませんでした。また、改訂後の『ATSUGI VISION 2024』において掲げた政策保有株式の縮減方針に則り、政策保有株式の売却を進めたことによる投資有価証券売却益643百万円、中国の連結子会社における固定資産の譲渡等による固定資産売却益1,329百万円を特別利益に計上いたしました。
この結果、当連結会計年度の売上高は21,209百万円(前期比3.4%増)、営業損失は425百万円(前年同期は2,131百万円の損失)、経常損失は51百万円(前年同期は1,583百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,331百万円(前年同期は1,215百万円の損失)となりました。
 
[繊維事業]
(1) レッグウェア分野
行動制限の緩和による人流の回復や、商品価格を適切な価格に見直したことが寄与し、同分野の連結売上高は11,365百万円(前期比3.2%増)となりました。
(2) インナーウェア分野
消費者の生活防衛意識の高まりなどから全般的に厳しかったものの、紳士インナーウェアが堅調に推移したことにより、同分野の連結売上高は8,638百万円(前期比4.8%増)となりました。
これらの結果、繊維事業の連結売上高は20,004百万円(前期比3.9%増)、営業損失は821百万円(前年同期は2,474百万円の損失)となりました。
 
[不動産事業]
保有資産の有効活用を進めており、当事業の連結売上高は580百万円(前期比6.6%増)、営業利益は422百万円(前期比8.8%増)となりました。
 
[その他の事業]
その他の事業につきましては、太陽光発電による売電は太陽光発電所のケーブル盗難被害により発電量が減少し、介護用品の販売も苦戦しました。これらの結果、当事業の連結売上高は624百万円(前期比10.6%減)、営業利益は60百万円(前期比3.5%増)となりました。なお、太陽光発電所のケーブル盗難被害は既に復旧しております。
IR情報

株主・投資家の皆様へ
IRニュース一覧
株価情報
財務情報
コーポレートガバナンス
IRカレンダー
株主総会
株主優待
決算短信
有価証券報告書
電子公告
株主メモ
お問い合わせ
免責事項
ディスクロージャーポリシー

品質へのこだわり